神奈川県川崎市の歯科、イサオ歯科クリニックです。
2021.05.16(日)
適応障害という病名の女優さんの治療について
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適応障害で活動休止 深田恭子の「オーバーワーク」説をホリプロが否定
こういうニュースが流れています。そこでコメントすれば、どんな病名をつけようとも西洋医学的な対処療法、特に抑える薬で対処しようとしてもいずれ問題を起こすことになると思います。
私は歯科医師ですが、たまに精神疾患で通院されている方の治療経験もあります。17年来のうつ病で精神安定剤や抗うつ剤を服用しているある患者さんでしたが、それが原因で顔の周りの違和感や口が開けられないという方がいました。
そこで何をやったかといいますと、顎の痛みは一瞬で回復しましたが、問題は薬をやめさせることでした。
感情のコントロール方法。。。内観法、あるいは解釈を替える方法などです。
そして瞑想法などです。
ユング、フロイト、アドラー心理学などを勉強してみると心の病や心身症の治癒のさせ方がわかります。
瞑想法ではTM瞑想というインドのヨガの達人が教えて世界的に広がったモノです。
意識を顕在意識、潜在意識、集合無意識という風に、氷山のごとく例えて潜在意識にストレスのもととなる記憶や思い込みなどため込みすぎるとそれが顕在意識に現れるという考え方です。これは直接肉体に変化を表すこともあるのです。
心身症が典型的なものです。
深キョンさん、ベットで横になってもあまりかわりませんね。薬ではなく感情のコントロール法を学んでください。瞑想してください。
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昭和56年頃になくなった中村天風という哲人は、もともと福岡藩士の家柄で、喧嘩が強くやがて日ロ戦争時の、敵国へのスパイ行為や
諜報活動に従軍したというつわものでした。ところが日ロ戦争終了後、当時の治癒しないと言われた粟粒結核にかかり死にかけたかたです。日本全国の病院や怪しい治療法をやるかたも含めてたよられましたが、成果はでない。そしてアメリカの医学部などを尋ねたり、
ヨーロッパの高名な医師のみならず哲学者や偉人などをたよりましたが、成果も出ずに貨物船に乗らせてもらいどうせ死ぬならば日本でと思い帰国を決意。そして帰国の船でたまたま寄ったカイロかその近くで船員に促されて船外にでてみたのです。
たまたまカフェーを見るとイギリス帰りの高名なインドのヨガ行者、カリアッパ氏と遭遇、彼の所作を見て驚いた彼は、カリアッパ氏の導くままにカリアッパ氏の話を聞き始めたのです。
今のままではお前は死ぬから俺とともにヒマラヤに来ないかという提案に即座に快諾。
その後、ヒマラヤの山中でヨガ三昧、食事はヒマラヤの山中でとれるもので主に質素な生もの主体のモノばかり。当時は結核にかかると
療養所で寝たきり、高栄養の食事ばかりだった医療だったのです。
そして見事に不治の病であった粟粒結核症を完治させ日本に帰国。その後銀行や色々な事業を成功させ、やがて引退。そこから辻舌鋒で
天風哲学を道行く人に語り掛けるというのをしていたそうです。本名中村三郎、福岡藩士の末裔。藩校修悠館の出身であり福岡の英雄の一人です。東京の護国寺には天風会館がありそこでも天風哲学や呼吸方法など健康になるための教えを教えてくださる会がありました。
今でもあるのかしりませんが、平成の初め頃まではありました。