神奈川県川崎市の歯科、イサオ歯科クリニックです。

2018.9.24.(月曜日)振り替え休日


歯科病院での話  訳の分からない主訴(気になるところ)

訴えは「良く噛めない」だけ。

............................

 

痛いわけでもなく、シミル訳でもなく、良く噛めない。の一点張り。履歴というか病歴で言えば、ずいぶん前に歯の矯正をしている。その時も噛みにくい事があったようです。そしていつものことですが、虫歯になった奥歯、神経を抜いた歯もあるようです。

そしてその時被せた保険の銀歯?を兵庫県からわざわざ東京まできて審美歯科で、硬い、ジルコニアというセラミックに変えたところ、噛みにくいという感じになったそうです。

 

その後何度も噛みあわせの調整をしたそうですが、しっくりこずにあきらめて兵庫県に帰り、今回の発表した先生のところを受診したそうです。

 

所見では、ジルコニアを入れた上下の6才大臼歯は、まったく噛んでいないのです。だから何故そういわれるのかわからずに相談となったようです。

 

私もこれは歯科心身症ではないかと想像しました。心身症ともいえないのですが、分類上はそういう分類にしています。

 

名誉院長の意見では、間違いなく心身症だそうです。しかしながらこの原因は、患者の決めつけ、執着(歯がおかしい、変だ)によるものだそうで、それに効果があるとされる精神安定剤を投与すると9割よくなるそうです。

 

そこで患者も理解し、異常な執着が症状を誘発していたのだと気ずくそうです。それ以降殆ど訴えはないようです。

 

勉強が足りない事を痛感いたします。しかしこういう患者さんばかりだと経営できない事も間違いないのです。

 

昔、かような患者さんに来られて何回調整しても違和感が取れない方とかいまして閉口いたしました。

 

そして治らないからと捨て台詞を履いてキャンセルした方もいました。ある患者さんは、上下も右も左も仮歯だらけで、はずれたり、割れたりするばかり。その調整や再装着ばかりで、来なくなってしまう方もいました。15年以上前の話です。

 

こういう患者を相手にしている大学の歯学部には、東京医科歯科大学の歯学部、歯科心身症科ができています。先週お会いした元福岡大学口腔外科の先生の弟子で医科歯科大学の教授として栄転された方が、初代教授です。

 

その事を元福大の教授に話したところ、保険診療では使う薬が認められずに経営的に大学からかなり文句を言われていたそうです。

 

開業医では、中々厳しい保険制度での位置ずけなのです。本当はかような方を治療もできたほうが、世の中の為でもありますが、口腔外科領域や心身症関係の患者さんを治療できるようになるためには、かなりの努力と能力が必要ですし、開業医となればあきらめざるを得ないところがあります。

 

医師にもわからないところですし、大学の先生が優れているのでもない訳です。口腔外科で手術を受けた患者さんの症例検討もありましたが、まあ、患者さんを送りたくないと思ってしましまいました。

 

歯学部での教育が、医学的な物ではなく、職人教育ですし、その職人教育もかなり杜撰だと今では思っています。

 

医学的に考えると、歯学部で教えている事、例えば歯科矯正や補綴と言われる歯科医師がやることは、傷害行為でありかなり慎重にしないと歯や歯肉や関節などにかなりの損傷を来すという認識が必要なのです。

 

パラダイム変換が必要ですね。アメリカやスウェーデンから勉学して帰られる方が崇められる風潮は、未だ歯科界にはあるようです。しかし、虚しい限りです。医師からは馬鹿にされ、世間的には、受験生からも敬遠されて高校の進学指導では、先行き暗いと言われるそうです。

 

医学部をでた医師は口腔を専攻する方は現在は皆無。だから歯科病院に患者を回す先生もいます。或いは、自分で診断して見事に間違える方も多いのです。

 

少なくとも、保険医をやめて口腔の医療を極めるしか未来はなさそうです。美容とか歯科矯正、歯科インプラントで糊口をしのぐしかない現状では、世間様からの評価は、かなり厳しいと感じています。

 
ある男性の患者さんの話は、悲惨でした。噛み合わせが気になり何年も歯科医院通い。変化もなくノイローゼ気味。ついに会社を辞めて家に引きこもりになったとか。

社会的地位が上がることを願い、精進するしかないようです。あきらめて医師になったり、子供だけは、歯科関係に進ませないという歯科の先輩方に何人もお会いしました。

残念です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イサオ歯科クリニックはQ-lifeに登録しています。
株式会社QLife(キューライフ)に登録して商品をゲットし評価をお願いします。会員登録はこちらから
「川崎市の入れ歯ならイサオ歯科クリニックへ」
「顎関節症はイサオ歯科クリニックへ」
入れ歯のことなら入れ歯専門の
イサオ歯科クリニック

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

211-0063
川崎市中原区小杉町1-527-4 メゾンゴールド1A

イサオ歯科クリニック
松下勲夫
TEL&FAX 044-744-1181
お口の中から差し歯、入れ歯、詰め物を追放しましょう!
口の中の病気を治し、病気を興さない医療を目指します。
二度とお口の中へ変なものを入れなくても済むように
予防に精進いたしましょう!安全な矯正、美容を目指しましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・