川崎市 イサオ歯科クリニック 院長ブログ

川崎市中原区新丸子で開業している歯科医院の日常をお話しいたします。

2017年08月

歯を削ることは傷害行為だと思うと、やる気がなくなります。


歯を削ることは傷害行為だと思うと、やる気がなくなります。それはdentistではなくstomatologistというidentityをもち始めるとそうなるのです。

歯学部や歯科大学で教育を受け保険診療という枠組みを勉強して臨床に臨むようになると、傷害行為を医療行為だと思うのか、はたまた、慣性の法則が働いてしまい、削り、何か綺麗な物を入れる事に価値観を持つようになるようです。

ですから、原点に返り病とは?とかどうしたら二度と病を起こさず病を治癒させられるのか?と考えると実際の患者さんの状態を見てみるとわかるのです。

なぜか被せた物が少ない人程口腔内は清潔に保たれているし、悪くなっていないように思えるのは、私だけなのでしょうか?

被せるとか詰めるのは医療行為ではなく、破壊行為だとか単純な作業となります。

それはそれで丁寧にやらなければいけない事ですし、価格についてもどの水準が正しいのかは誰にもわかりません。

神経は取らない方がいいのです。

ただし虫歯から歯髄炎という炎症を起こし痛みが出ると殆ど神経を抜いて痛みが止まり症状がなくなった時点で歯科材料で閉鎖して補強としてなにやら金属の支柱を入れたり、現在ではファイバーなどを入れたのちに、削り,型をとり,金属やセラミックを被せて終了となります。

これらの処置が役にたっているのか私は疑問に持ち,限りなく少なくなりました。前歯部では、殆ど止めてしまいました。

減収になり苦しい事もおおいのですが、他の歯科医師の被せた歯の痛みが再発してやり直す時の苦しさとか難しさを考えると、
先ず神経を抜かないようにして痛みを止められないか?

削らずに、被せずに一生問題なく過ごせないかと思うと、あまり被せない方がいいのではないかという結論に達しました。

破折や再度の虫歯や根管内への病原菌の侵入など怖い事も想定されましたが、大事なブラシによる歯肉溝内への清掃や歯間の清掃の仕方をマスターした方では、何年経過しても大丈夫で余計な出費もないと確信しています。

写真左は約15年前のレントゲン、歯の中が腐り痛み歯茎に腫れと痛みを生じた例です。

そして右側は15年後の写真です。唯一残念なのは、ブラッシング指導を受けずに来なくなったことです。やはり医療としてつうじるブラッシング指導、すなわちプラークという毒素をある一定の割合まで毎日減らし続けない限り、虫歯や歯周病の再発を防げないという単純な理屈です。

残念ながら、殆どの患者さんのブラシによるコントロールは、エチケット領域内で、又再発して崩壊していくのです。

この患者さんは、虫歯にもならずに、歯周病もわずかながらという段階で安心しました、そして痛みの原因は歯肉炎だと判断しました。

チャンと習ってほしいと思いますが、こちらも忙しいし無料でやるのも結構しんどいので関心がない方には無理にすすめません。プロ化したら有料でやるつもりです。(重症の歯周病患者などに対して)

指導して定期的に来られる人ではほぼ全員、無傷で過ごしている方もいてこちらもホットします。

単純でアホな事ですが、それも指導できないdntistを、一体社会は評価するのでしょうか?

幾ら物を入れてうまくても、患者さんが高価なものを入れて喜んでいるとは私は思えないのです。

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15年以上前の術前の状態です。
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15年後です。
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dry socket の治療法


dry socket の治療法

下顎の親不知を抜歯したのちに、かさぶたである血餅と呼ばれる塊りが取れて、骨がむき出しになり痛みが続くことをdry socket といいます。



ガーゼで保護する

この方法は、抜歯した後の穴を軽く消毒した後に、ガーゼに抗生物質を塗って傷口を覆ったり、そのガーゼを詰めたりする方法です。

抜歯後の穴にガーゼを詰めることで、刺激が直接骨に当たることを防ぎ、痛みを和らげることができます。 ただ、同じガーゼをずっと詰めておくのは不衛生ですので、25日に一回ガーゼを詰めなおす必要があるので注意してください。

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軟膏を注入

考え方は先ほどのガーゼで保護するものと同じです。ガーゼの代わりに、抗生剤入りの軟膏を詰めて、傷口を保護し、痛みを和らげます。

 ドライソケットは、傷口を乾燥させた状態だと治りが良くないそうです。

軟膏を注入すると、傷口を湿った状態に保つことができるので、歯茎の再生も早くなることが期待できます。

 軟膏を注入した後、サージカルパックと呼ばれる、歯茎の包帯として使われる薬品を塗って塞ぐこともあります。

 こちらも、35日ごとに様子を見たり軟膏を取り替えたりするために、歯医者の受診が必要です。

 ユージノールセメント

ユージノールセメントというのは、鎮静作用を持つセメントのことで、いわゆる歯の接着に使用されるかためるためのセメントとは少し違います。

 ガーゼや軟膏の方法と似てはいますが、この治療方法は傷口を保護しつつ、傷口の炎症を直接抑える方法です。

 このユージノールセメントを少し緩めに練って、傷口の穴の部分に流し込むと、ユージノールの鎮静作用で痛みが和らぎます。

こちらも、35日おきに消毒やセメントをつめなおす作業が必要です。

 血餅(けっぺい)を再度作らせる

次は、少々強引な方法ですが、もう一度血を出して血餅を作らせる方法です。

具体的には、麻酔をしてから傷口の穴の中にもう一度傷をつけ、出血させて血餅ができるようにします。

 血餅が出来てしまえば、あとは普通の抜歯後の経過と一緒で、歯茎が再生するまで待ちます。

ですが、この方法はあまり積極的には行われていないようです。

 ドライソケットの治療方法については、先生によって考え方が違い、いろいろな方法がとられていますので、もし歯科で治療を受けられる場合は、よく説明を聞いて理解してから治療に臨みたいですね。処置を受けられる場合は、何回か通院することも必要です。

感染症や悪臭などを防ぐため、くれぐれも1回行ったきり、というのは避けてくださいね。