矯正治療とは何か?

 果たして専門医という方の能力はどうなのか?

私の知り合いで独学で矯正治療を習得した方も多いですし、口腔外科の博士号を持ち、留学もし、アメリカで補綴という普通の歯科医師がやる治療の勉強をやられた先生は、矯正治療というのは医療ではない!とお話しされていたのは、約20年前でした。

 ですから独学で矯正の勉強をされ歯科矯正の本さえも書かれています。

理屈から言えば、さほど頭を使うものではありませんし、医学的に言えば、歯学部で教えている歯科矯正学なるものは傷害行為以外の何物でもありません。頭部規格x線写真が必要か否かは参考にはなるかもしれませんが、専門医独特の考え方であり、医学的にはあまり治療には貢献しないのではないかと考えられます。

歯科矯正というものは、上顎の歯の並ぶ歯槽というものの長さと歯の幅の総計を測り、歯槽が短ければ歯を削るか、歯を抜く。

そして下顎も同じように長さを測り削るか、歯を抜く。そして綺麗な歯並びにしてから上下の歯を動かし手噛ませていくという、実に単純な行為に過ぎません。

ただ、骨格性の上下のズレが激しい場合は手術が必要です。その根拠となるものが頭部規格x線写真ということなのでしょう。

でも大体顔を見たらわかるようなものではないでしょうか?わざわざ被爆させてまでルーチンに調べる必要はあるのか?と疑問です。

又私たちが習った時の矯正装置と違い、今では装置そのものが簡単ですし、誰でもできる事ではないかと想像できます。

問題は矯正という行為が主に美容であり、かなりの傷害をきたすという認識を持ち、歯周病や虫歯にならないように歯髄が壊死しないように歯根という骨の中に存在する歯の部分が吸収しないように注意することこそ、医学的には重要ではないかと考えられます。

何故かと言えば、成人矯正した方の殆どの方に虫歯や歯周病の頻発、よく噛めない、歯が痛い、シミル、顎が痛いなど医学的に問題のある症状が多いのです。

ゆめゆめ治療などと勘違いせず、医学的にはかなり傷害を伴う美容という認識が必要なのではないかと思っています。

口腔科として歯科治療を見ると、医療としての、虫歯治療、歯周病治療、補綴治療、矯正治療しなければ、患者さんは病気を患い続けるのではないかと思ってしまうのです。

医学的に安全な矯正治療とは、少ない抜歯と、動いているより病気を起こさないうような経過観察、そして審美的な前の方だけを動かし奥の方をなるべく動かさない矯正、少々奥歯に隙間をきたしても無理に動かしてよく噛めないというような傷害を起こさない方法のほうが、患者さんの理解を得られるならばその方が良いのではないかと思うからです。

幾ら矯正してもいずれ歯並びがずれてきて隙間が空いている患者さんを沢山見ているからです。

http://www.j-cast.com/tv/s/2015/04/21233563.html