神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。
2013.10.16.
台風で電車が大幅に遅れた10/16日の横浜で鶴見大学教授花田先生(口腔除菌システムを世界で始めて確立した人)とばったり会いました。歯や歯肉の病気から全身の病気が起こるのか起こらないのかを質問しました。
探索歯学講座教授(大学院研究では健康を取り巻く諸因子を分子レベルで解明する プロジェクト研究を行っている。)
具体的には、ある程度の期間、虫歯菌?が歯の周りからいなくなるようにするシステム。例えば乳酸菌を多く取るとお腹の中に悪玉菌の数が減りお腹の病気になりにくくすることに似ている。
抗生物質のようなバイキンを全て殺す、耐性菌をつくるような爆弾的治療ではない。「3DS(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)による口腔除菌外来」
大学に出向く通勤時間であるにも関わらず疑問点を質問。衛生学教室大学院卒業後、アメリカの
northwestern大学の感染症分野に留学して専門家になったとか。
その後大学助教授、退職後日本の国立予防衛生研究所の歯科、口腔科のトップ(感染症という病気の専門機関)から鶴見大学の教授となった方です。
質問は、歯の中にバイキンがいる状態(神経をとりましてもまだ沢山のバイキンが残っていると言われる。病気の状態なんですね。)で食べたり噛んだりした時に血中にバイキンが拡散してしまうと体のあちこちにそのバイキンが入り込んで住み着き問題を起こす報告があるのですが、否定する論文もある。
治療しても体の他の部位の病気がよくならない時もある。歯の中にバイキンが残り、あるいは歯周病でブラブラしている歯に力が加わるとバイキンが体中に回る。(菌血漿状態)
何とも無い人もいるし、問題を起こす人もいる、何故か?
福岡の未来クリニックの今井先生はリュウマチのような難病の患者さんが多いのですが、リュウマチ治療をやる中で口蓋スイ(のどちんこ?)のあたりの炎症を治癒させると病気が良くなるとか。
ところがなかなか治らない病気は知り合いの歯科に回すとか。歯周病の治癒だと思いますが、治癒し始めるとその難治性のリュウマチの8割方が治癒するとかお話されていました。
この喉の周りの炎症と他の部位の病気との関係はIgA腎症といいましてやがて腎臓がダメになる病気の治療法として東北大学の先生が開発した方法なのです。(病巣感染といいます。)
感染症の専門家としては、ペストや赤痢のような単純モデルと違い、他要素複合の要素からなる感染症だからケースバイケースとしか言い様がないという話でした。
歯の中の除菌処置(根管治療)は100%などあまり無いようですから、ある程度まで少なくする必要があり、不顕性感染までになるようにやはり諸毒、滅菌レベルを上げる必要があるようです。
(不顕性感染とは、バイキンが感染しても症状が出ない状態です。)
なんだか大変ですが頑張ります。
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