神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。
2013.9.26.
顔面の痛みと不愉快さの治療の患者が来院されました。
歯科医と口腔科医の違い?
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歯科医師は何かお口の中に物を入れる人というイメージ。では口腔科医の医師のイメージとは?
医師であるならば、病気を治すというのが仕事なのですから病気を治してそれ以降のことにはあまり関与しないということです。
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数年前に顎が痛くて、別の歯科医院でマウスピースを装着されたが変化がなく食事ができないと来院された方が来院されました。
どうでしたか?
質問すると、その後4年間問題がなかったのですがまたまた痛みと不愉快さで我慢できなくて来院されました。
前回は記録によれば、右の内・外側翼突筋の痛みだったようですが、今回は左の咬筋痛でした。
前回は関節や歯に問題もなく体中の筋肉に圧痛があり、特に肩や首のコリが酷いので
ストレスと食事の問題だと考えて、食事分析の結果から食べ物をしばらく変更してほしいとお話しました。寝る前の上半身のストレッチ、内・外側翼突筋のストレッチ
や感情のコントロール法などを話して、具体的処置は三箇所の井穴刺絡療法のポイントを刺激しておしまいでした。
普通、その場で反応が現れて驚かれることも多いのですが、神経調節法ですからジワリと良くなる方もたまにいます。二日後から急激に痛みと不快さが消失したそうでした。
今回は反対側の咬筋痛でしたが、東洋医学的な治療は保険が効かない事をお話して前回のストレッチや食事療法などだけで頑張ってくださいとなりました。
でも一ヶ月後にあまり変化がないので自費でもよろしいのでやってくれとなり約一ヶ月後の治療となりました。
やったことは、ストレス性の食いしばりや歯ぎしりが原因ですから感情のコントロールとか解釈の変更法などをお話した後に、東洋医学的な治療となりました。
ツボを押して見るとあちこちに圧痛があり、相当血液?というよりリンパ液の循環不全があると考えまして、自律神経の調節法である井穴刺絡療法で三箇所を刺激しましたが、今ひとつ反応が少ないので経絡のツボを電気的ツボ発見器で場所を確認して、
まず井穴刺絡療をやりましたが、その次に直接鍼灸を差し刺激を与えたところ完璧に痛みと不愉快さが消失いたしました。
井穴刺絡療法・井穴刺絡学
http://www.geocities.jp/seiketusiraku/
日本自律神経免疫治療研究会
http://immunity-club.com/
このような鍼を嫌がる方には関係するツボをご自分で指圧するツボ療法などを教えています。今回は肩の肩井(けんせい)手三里(てさんり)、指の合谷(ごうこく)
をお話しました。
classical homeopathyの達人になりますと、小さな錠剤を一粒舐めるだけで即座に症状が改善することもあります。
非科学的とか言う前に患者さんの苦しみを一刻も早く除去するのが医師の仕事だとおもっていますので、私は誰が何と言おうと使える方法は、法的、倫理的に問題がなければ使います。
東大の救急救命学教室の教授である矢作直樹先生とはダライラマの講演でお会いしましたが、この先生の現在までの人生を聞いてみると、西洋医学の粋を極めた治療法を実践している方(ICUとかCCUの専門家)でも自分の体験から来る揺るぎない考え方は、科学には真実の一部分しか解明できていないと思わざるをえませんでした。
最近の著書です。
「魂と肉体の行方」
「人は死なない。」
色々不思議な治療家を教えていただき自分自身で試しに施術を受けてまいりました。
本当に不思議な方がいるものですね。