神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。
2013.4.20.

通貨の話

お金とも言いますが各国の通貨は交換が可能ですし、その売り買い比率もどんどん代わりめまぐるしい状態です。

ですが、ここで通貨というお金について考えてみます。

例えば、昔は固定相場制といいまして古くは戦後昭和２０年から数十年は一ドル360円という今では考えられないくらい円は安い通貨だったのです。その後貿易赤字と財政赤字がひどくなった米国は、通貨の交換比率を変動相場という相対相場に切り替えました。

それだけでなく、goldとドルの交換を停止してしまったのです。ですから紙幣には何の裏打ちもないただの信用された紙切れに過ぎなくなったのです。これが何を意味するかというと実態のない政府が出す紙切れに過ぎなくなりました。

普段何気なく使っていますが、ある日突然どうなるかわからないものに成り果てたということです。例えば、一万円札の製造原価は約20円なのです。これで色々なものが買えるのは、皆が一万円の価値があると認識しているからに過ぎません。

もしこの認識が崩れたらどうなるか？以前のロシアやその前にも破産しかけた国の通貨では物が買えずに狂乱物価になったのです。

世界はこの虚構の通貨の世界で綱渡りをしている状態だと私は思います。変動相場制への移行とともに貨幣も売買対象となりました。すなわち物と同じなのです。（為替市場の存在、為替証拠金取引市場の存在）

ですから常にそう言う常識を持ち安全の為に、物や不動産や換金可能なものへのシフトをしないとダメージが大きいと考えています。

銀行などの金融機関を救うために政府はやたらと紙幣を剃りまくり多大な借金をしています。これが誰が見ても返済不能だと思いませんか？

やがて剃りまくられた実体通貨よりさらに巨大な浮遊通貨がその利益を大きくするために全世界へと動いています。１５年程前に起きた通貨危機というのはこういう事が発端でした。

お金というものは、流通している紙幣や貨幣の数だけではなく途方もない額のお金が存在しています。でも目に見えません。殆どがそれはコンピューター上の数字に過ぎなくなったのです。決済でもパソコン上で殆どやりますね。

これからはそういう知識を持ち柔軟に色々な通貨や物や紙の資産などに交換してより目減りの少ない戦略を持ちませんと資産を大きく減らしたり、増えるチャンスをみすみす逃すことにもなりかねないのです。

もし、円が一番高い時にオーストラリアの銀行に高金利で定期預金をしてそれを複利で回していたらと考えたことはないでしょうか？

これからは、financial retheracyの知識がなければとても損をすると考えるのは私ひとりではないと思います。

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