神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。


2012.7.7.
ある記事よりの転載です。
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誤嚥性肺炎と胃ろう
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=61249

先月発表された2011年度の人口動態統計によると、死因の1位と2位は悪性新生物(がん)と心疾患で変わりはありませんが、3位と4位が入れ替わり、肺炎が脳血管疾患を上回りました。肺炎による死亡が増えた最大の原因は、人口の高齢化です。高齢になるほど肺炎による死亡が増加し、80歳を超えると急増します(図)。そのほとんどは誤嚥(ごえん)によるものです。誤嚥とは、口の中の食べ物が誤って肺の中に入ることをいいます。

 健康な人は口の中の食べ物が滑らかに食道へ送られ、間違って肺に入っても咳とともにはき出されるので肺炎にはなりません。皆さんもあわてて食事をしたときにむせた事があると思います。しかし、衰弱した高齢者や進行した認知症患者は、これらがうまくできません。また、口の中をきれいにしておくことが難しいので、口の中の残りかすやバイ菌を含む唾液が肺に入り肺炎を起こします。肺炎が治った後も誤嚥による肺炎を繰り返し、結局、肺炎で亡くなります。

 誤嚥対策の一つとして行われるのが胃ろうです。これは、おなかの皮膚の上から胃に通じる穴をあけ、そこから栄養剤を入れる方法です。本来、一時的に口から食べられなくなった子供のための栄養補給方法として開発されました。しかし、わが国では栄養補給だけでなく、誤嚥性肺炎予防として、回復する見込みのない終末期の高齢者や進行した認知症高齢者に胃ろうが作られるようになりました。

 しかし、胃ろうを作ったからといって、唾液の誤嚥や、食道や胃からの逆流による誤嚥は防げません。多くの研究は、進行した認知症高齢者に胃ろうを作っても、栄養状態や生命予後は改善せず、誤嚥による肺炎の頻度も減らないと報告しています。そのため、私達が訪れた欧米やオーストラリアの施設では進行した認知症高齢者だけでなく、終末期の高齢者にも胃ろうを作っていませんでした。自分で食べられるだけ、飲めるだけにしています。そして、食べられなくなると2週間ほどで安らかに亡くなっていました。

 「食べられなくなったから」、「誤嚥を繰りかえすから」といった理由で胃ろうを作るのではなく、胃ろうを作ることが真にその人のためになるのか、という視点が大切です。 



 最後に、オーストラリア政府発行の「高齢者介護施設における緩和医療ガイドライン(2006年)」に記載されている栄養と水分補給に関する章の一部を紹介します。(宮本顕二)

6−4章:栄養と水分補給より抜粋

 ・ 食事と飲水は単なる生理的欲求ではなく、入所者が一同に会し会話を楽しむことを意味する。それがないと食事はつまらなく、食欲不振や拒食が生じる。

 ・ 食欲が無く、食事に興味を無くした入所者に対しては、無理に食事をさせてはいけない。

 ・ 栄養状態改善のための積極的介入は、倫理的な問題を含んでいる。

 ・ 脱水のまま死に向かわせることは悲惨である、と信じていることが輸液を行う理由にあるが、緩和医療の専門家は経管栄養や輸液は有害である、と考えている。

 ・ 死が迫った入所者にとって、胃ろう造設は不快なものである。

 ・ 経管栄養をするかしないか、続けるか中止するか、については十分な説明と同意のもとに決定を行えば、倫理的にも法的にも問題はない。

 ・ 脱水と口渇は異なるものであり、混同してはいけない。

 ・ 口渇は、少量の水や氷を口に含ませることにより改善する。輸液を行っても改善しない。

 ・ 輸液を行うと、点滴セットのために家族が入所者を抱きしめることもできず、両者の絆は弱まる。医師や看護師も電解質や水分のバランスに注意が向き、入所者に対する人間的アプローチが減る。

 ・ 最も大切なことは入所者の満足感であり、最良の輸液をするかどうかではない。

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