神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。

歯周内科治療
http://www.isimp.jp/


これらの団体の考え方は、特別なものではなく抗生剤や抗菌剤を使えば
急性症状が収まるのは当然です。又会もセミナー代金を支払った方だけしか入れない団体で国が認めた学術団体ではありません。

ですから詳しい内容については、部外者にはわからないのです。オープンな議論はされておりません。

創始者の方と同級生で、大学では感染症の専門家であり元国立予防衛生研究所口腔科学部部長の花田先生は、九大で教授をしていてその道の専門家であり現在は鶴見大学の教授ですが、見解は異なります。

昔は、歯の神経の消毒に抗生物質を使ったり、歯周病にも抗菌剤を使った例もありましたが、殆ど効果がないということで歴史から消え失せました。

同じように抗生剤や抗菌剤、抗真菌剤で歯周病を治そうとするやり方も急性症状の緩和なら話は理解できますが、劇的にこれらで歯周病が良くなるというデータも治験(患者で効果が出たと判定されること)データも存在していません。

それより、情報をオープンにしないのは如何なものかと思います。
医学関係でこのような態度を取るのは医療関係者としては少し資質を疑います。又科学的とは言えないのでは。

又、パーフェクトぺリオ
http://www.n-d-c.co.jp/
については確認しておりませんが、別の業者が開発したものにきわめて近い為に製造が中止されたか(特許権の侵害)、薬事法の関係で厚生省に認可が下りずに販売中止になったようです。

わかりやすく言うと、口腔内の殺菌材(例えば、リステリン)を噴霧しても同じ効果がでるかもしれいというぐらいなのかもしれません。

「パーフェクトペリオ」について日本歯周病学会の見解がでました。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsp2/pub/file/about_perfect_perio.pdf

残念ながら現在の段階では、歯周病菌がどれかはハッキリせず特定して
一部の菌を殺してもそれだけでは歯周病は治せないというのが、

世界的な歯周病を専門とする方々の意見のようです。
やはり病原菌である歯周病菌(すべてわかっているわけではない。)を
歯や歯茎の周りから除去していくこと、すなわち医療性の高いブラッシング(普通の方のブラッシングはエチケット程度です。)や専門の歯科医師や衛生士に病原菌を除去してもらう。(歯石を取ることだけではありません。

病原菌と歯石とは違います。ですから歯周病の治療の為に歯石を取ってくれと来院する方がいますが、あまり歯周病の治療にはならないのです。

手術をするのも病原菌が溜まりにくい環境を作るだけなのです。もとには
戻りません。残念ながら。

プラークコントロールというのは、効果的に患者さんが歯茎に刺激を与えて病原菌に侵されない組織を作る事、そして文字通リ病気を起こさないように病原菌の数をコントロールするという意味です。

慢性的な病気である虫歯は痛くないように確実に取る事、そして完全に
密閉すること、歯周病は骨も歯茎も昔の健康な状態に戻らないので、

悪化するのを防ぐことしかできないようなのです。残念です。
ですから痛くなくても初期の歯肉炎を確実にあぶりだし(なかなか歯科医師でも見つけられないようです。)

早い段階で治す事をお勧めしているのはこういう理由です。また差し歯やプラスチックや埋めたところはばい菌が溜まりやすく再発しやすいのも現実です。

一度治療に来ていただいた患者さんのお口の中を又いじらなければならないところに無力感を感じている次第です。

当然代替療法(ホメオパシーや漢方、鍼灸、自律神経免疫療法、刺絡療法)などで治る事はなく、急性症状の緩和や痛みを取るぐらいしかできないことは理解していただきたいのです。

免疫力をアップするので急性疾患にはよいでしょうが、巷で騒がれているような難病を何とかできるかどうかはケースバイケースとしかいいようがありません。

ものすごい勉強量と指導者についての臨床研修をしなければ危ないのです。

又常用している薬がある場合はすぐ止めるのは危ないとしか言いようがありません。やはり資格を持ち、或いは資格がなくてもそれなりの学校での長い勉強と臨床研修の経験がないと危ないのです。

最近の報道には、まだ実態がよくわからない為に騒がれすぎているという事とどのような治療法にも完璧なものはないという謙虚さがないような気がします。

ですから顎関節症や歯肉の病気で薬の副作用ではないかと思われる場合でも、原因はハッキリと薬ではないかとお話しますが、

副作用がない薬で効果があるものはあまりないのです。両刃の剣であるものが西洋医学の薬です。

ですからあまり使いたくはありませんが、有効だと思った場合はためらわず使います。

代替療法は好きですが“固執”していません。

ホメオパシー私塾(医師)
http://www.homeopathy-shijuku.jp/index.html

日本ホメオパシー医学会(医師、歯科医師、獣医師、薬剤師のみの団体)
http://www.jpsh.jp/
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