神奈川県川崎市の歯科、新丸子西口歯科です。

本日は前々から、歯並びと噛みあわせの悪さとそれに伴う虫歯や歯周病の予防の為に矯正を薦めていた人が、やっと決断されまして矯正をやる事になりました。

成人でもやはりあまりにも並びが悪く歯周病の進行が予想されたりしている場合は矯正をやります。それが歯の寿命を長くするからです。

ただ、一般的に子供の矯正は美容ですから注意しなくてはなりません。
ではその注意点とは。

歯の矯正について


歯の矯正については、私が、麻酔医から一般歯科そして噛み合わせの勉強を終了後学び始めた訳ですから、専門としている訳ではありません。然し、医学としてみた場合、矯正そのものはその名のとうり
非生理的なことなのです。例えば昔の中国には、女性の足は小さいほうが良いという事で纏足(てんそく)という習慣がありました。

硬い靴型を履き、足を小さくしようとしたのです。その結果起こった事は足の変形で、まともに歩けない方が多かった様です。中世から近世にかけてのヨーロッパでは、ウエストを細く見せる為きつく絞り込んだ故に、背骨や内臓がおかしくなった女性が多かったとか。では、一般的に矯正専門医がどのような形を取り、専門医となったかをお話ししましょう。大学では色々な科に分かれています。

矯正科はその一つです。

大学の6年間の教育だけでは何もできないのはあたり前ですから、専門医になろうとする場合、矯正学教室に残り大体5年以上残り技術を習得します。開業医に勤めた場合は、技術の習得はもっと早いかもしれません。どちらにしても5年以上集中してやらないと、開業できるだけの技術は身に付かないということでしょうか。しかしここで大変大きな問題が横たわっているのです。

それは、歯科治療の経験が無い、そして開業後は歯並び専門のことしか勉強しませんので、医学的あるいは、歯科学的にどういうマイナスがあるか解からないということです。埼玉県にある、医療法人相生会渋谷病院の飯塚先生は、口腔外科の大学院を出られた後、フランスのパリ大学
口腔科・・・顔面の外科と口腔の外科を主にやっている部門です。

それから、アメリカの補綴(ほてつと読みます。入れ歯、差し歯、噛み合わせを勉強する所です。)科に留学し、同時に歯内療法科(神経を取るとかそれにまつわる処置をする科です。)を勉強されたのですが、矯正に関しては、独学です。そして大した能力は要らないといつも言われていました。

実際歯を動かすには大した能力はいりません。かなり修行は必要ですが。然し、そのことより歯が虫歯にならないように、歯周病にならないように、噛み合わせが狂い顎がおかしくならないように、そして歯自身の神経が切れたりしないようにすることは、大変むずかしいのです。


矯正治療の欠点は、そういう事に全く無頓着で歯をぐいぐい動かすことです。綺麗になった。10年経ったら歯がどんどん抜けていってしまったでは
全く話にならない話です。

しかし、よく起こる事ですから、矯正治療は専門家だけがやるものだと思わずに、矯正中に歯の虫歯や歯周病、そして小さなレントゲンなどを取り、埋まっている部分がおかしくなっていないか(よく溶けて小さくなることがあるのです。)を観察しているか、注意してください。


矯正治療中注意しなければいけない点について


1.歯根吸収
歯を動かすと、多かれ少なかれ、骨にうまっている部分は溶けて短くなります。これを少なくするのが歯の寿命を延ばす秘訣です。従いまして、矯正治療中には、常に歯の動揺や歯科用の小さなレントゲンを取ったりしながら、注意深く観察することです。もし、吸収がひどくなりそうな感じがしたら、そこで一旦中止するのも医学的には大事な事です。よくひどくしみる方がいますが、其の歯が将来神経が切れて死ぬ確立が高いということを憶えておいてください。

2.歯周組織の障害(歯ぐきや骨が悪くなるという事です)
歯が動くという事は、進行方向の骨が溶け、反対側に骨ができるから動くのです。しかし、いずれにしても
以前の状態より必ず悪くなります。医師としては、早く綺麗にしてあげる事も大事ですが、よけいなところが動いたり奥歯の噛み合わせがおかしくならないように注意しなければいけません。第一、歯の表面に金属の突起や歯と歯をつなぐワイヤーがついている訳ですから、汚れが溜まりやすく取れにくいのです。もし、汚れが取れず歯周病に罹っている場合、矯正の力を加えますと破壊的に骨が溶け始め元には戻りません。
統計によりますと、矯正患者の多くは歯周組織の傷害を受けませんが、約10%の患者はかなりの傷害を受けるといわれています。

 どうしたらよいのか?
先ず、歯周病の検査をして問題がある場合其の治療を優先すること。矯正治療中は磨きにくいのですが、ブラッシングを徹底させる事です。定期的検査では、歯が動いた事よりも虫歯がないか歯周病に罹ってないかの検査の方が大事です。万が一虫歯や歯周病になっている場合はその治療を優先させるべきです。

3.歯髄障害及び失活(神経が傷害を受けたり死んでしまうという事です。)

歯に強い力をかけて動かす訳ですから、歯の中の血管も影響を受けます。若年者の場合歯の骨に埋まってる部分は短く、其の分血管が太いのです。だから、矯正力をかけても対応力がありますが、成長し根の部分が長くなり血管が先端のところで細くなると血液のながれが悪くなりますから、矯正力に対応できにくくなります。

即ち、大人になればなるほど、歯の矯正をすれば傷害をきたしやすいという事になります。
骨の成長とも関係ありますから、適した年齢は12歳18歳前後となります。

4.歯質の脆弱化および虫歯の発生
矯正治療中は、磨きにくいという事と汚れ(いわゆるバイキンの塊)が付きやすい為、バイキンによって作られた酸により脆くなります。エナメル質が白くなるのがそういう状態ですが、初期の虫歯と考えてよろしいでしょう。当然進行すればバイキンがさらに歯の中に進入し巣である虫歯となります。

 どうしたらよいのか?
フッ素の使用や丹念なブラッシング、専門的に掃除してもらう事です。

5.装置による痛みや傷害
矯正というのはもともと非生理的なものですから、痛みが出やすいのです。血管が切れそうになる時の痛み
だと考えられます。体はそれに適応して活発に変化しようとして痛みが出るのです。然し、度を過ぎると後々の神経や血管の死を招きますので注意が必要です。特に歯を動かそうとして矯正装置の歯を引っ張るワイヤーを付けて新しい力が歯にかかった時に起こりやすいのです。特に強い力でないならば数日間で収まりますが、
金属ですからそれらがはずれて歯ぐきや粘膜に損傷を与えないように注意しなければなりません。

6.アレルギー反応
矯正装置のニッケル、chromium,コバルト、接着材としての化学成分、レジン、ゴム等に対して生体がアレルギーを生じる事があります。特に、免疫系統の異常とともに近年起こりうる可能性が高いので注意が必要です.対策としては、原因を特定してとりあえずアレルギーの原因にならない物を使うか、難しい場合は、アレルギー治療を優先させた後に行う事です。ホメオパシー,刺絡療法を使う。

7.T.M.D(顎不全症)・・・口が開かなくなったり、関節の所が噛むと痛くなったり、自律神経失調症のような感じになる事です。
矯正する時に気をつけなければならない事は、矯正専門医とは違い、奥歯の噛み合わせをあまり変えずに、見た目の前歯6本だけを変更させるというのが、噛み合わせを専門とする歯科医師の考え方です。できない場合もあるでしょうが、なるだけ噛み合わせに大きく変更を加えずに美容として前歯だけを本人が気に入る所まで動かしてやれば良いと思います。顎不全症の原因としては噛み合わせはあまり関係ないというのが、現在の
学問的な見解ですが、精神的、肉体的にストレス等が加わった場合発症しやすいし、上下の顎に引っ掛ける2級ゴムや3級ゴムの使用、headgearface-bowの使用により強いストレスが加わり発症する事があるので、注意が必要です。発症した場合は一時的に治療を中止し、ホメオパシーや刺絡療法で治療し完治してから慎重に進めるべきです



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